鳴石山神社の獅子頭
鳴石山神社の獅子頭
記録では「天正七年(1579)六月 筑前の住 僧正庵新刻」の記銘ありと伝えてる。現在では、上顎内面を新たに朱漆が塗り直されており、わずかにその側面に「源元通」と墨書が読みとれる。伝承と「源元通」銘によって、天正7年粟屋元通が祇園社に寄進した獅子頭と考えられてきた。しかし赤外線調査によって新たに見つかった墨書から寛文8年に「再興」したことが判明した。 このことによって獅子頭が、この時新たに造られたのか、それとも修理されたことを意味するのか、さらなる調査が必要である。

旧所在地 向原町戸島
所有者等 鳴石山神社
時代 天正7(1579)年もしくは寛文8(1668)年
法量 34.5×46.5×36.2
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