市長就任あいさつ
令和2年8月9日に執行された市長選挙において、市民の皆さまのご信託を頂き、第4代安芸高田市長として市政を担うこととなりました。こうしてご挨拶できることを、大変光栄に感じています。同時に、課せられた使命と責任の重さを実感し、身の引き締まる思いです。この度の市長選挙は、前市長の辞職を受けて行われた、「新しい安芸高田市」をつくるための選挙でした。「公正な政治・公平な行政」を推進し、市民の皆さまの信頼回復に努めていきます。
人口減少、少子・高齢化、そして厳しい財政状況。自治体を取り巻く情勢はますます厳しさを増しており、地方では持続可能な社会の構築が急務となっています。私は、安芸高田市が「この先も世界で一番住みたいと思えるまち」となるよう、市政運営に取り組んでいきます。
具体的には、
- 政治再建として、政治の「わかる化」
- 都市開発として、将来を見据えた投資
- 産業創出として、リモートを活かした人材の確保
これら3つの柱で政策を考え、進めていきます。
前職で身につけた「分析力」を活かし、とりわけ将来にわたる採算性の再検証を行い、持続可能な「まちづくり」を行っていきます。公共事業・公共サービスにおいて採算性が悪いのは当然です。地方は民間企業の手が届かないからこそ、行政の役割が一層重要となってきます。苦しい採算を前提に、いかに必要な行政を維持していくかを考えなければなりません。
今、最大の懸念事項は、新型コロナウイルスの感染拡大です。国や県と連携し封じ込めを含めた水際対策に注力するのはもちろん、やがて起きるであろう市内での感染者確認に向けて誹謗中傷・風評被害への対処をはじめ、可能な限りの医療体制が整うよう支援を講じていきます。市民の皆さまの不安が少しでも和らぐよう、職員一丸となって取り組んでいきます。
今ここに住んでいる人々の生活を守ることが、まちの魅力に繋がります。市民の皆さまとともに「これまで」を振り返り、「これから」を考え、「世界で一番住みたいまち」を目指します。
市のますますの発展を願い、就任に当たっての挨拶とさせて頂きます。
安芸高田市長 石丸 伸二
TEL 0826-42-5627 FAX 0826-42-4376