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桁行19m、梁間11m、つし二階付、寄棟造、茅葺。

児玉家は、かつて「玉屋」を称したこの地方の豪農で、その主屋は18世紀中頃の建築と思われる。規模の大きいこの建物は、ほぼ当初の状態をよく伝えており、表の部屋と納戸境の筋には一間ごとに配置された柱が正確に残っており、台所の板の間が土間にそのまま出ているのは地方的古式を伝えるものである。土間上部の梁組は二重の井桁せいろう組みで、この地方の特色をあらわしており、極端な巨材を用いていないのは年代的にふさわしい構造である。小屋束の部分に太鼓台があり、つし二階には鉄砲穴があり、非常時の備えという。

 

(出典:『広島県文化財解説図録』)

 

昭和48年5月広島県の文化財に指定

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