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 宮地山神社に奉納されている絵馬二面はいずれも古仙斎(こせんさい)の作である。
 「猿駒曳図」は猿が神馬を曳く図である。猿は、馬の守護神として絵馬によく描かれる画題の一つである。
 筆者の佐々木古仙斎(1794〜1870)は、山県郡大暮村(現北広島町)出身で、同郡や安芸高田市美土里町・高宮町に絵馬を残している。その作品では「紙本著色隅屋鉄山絵巻」(広島県重要文化財)がよく知られている。

◆場 所 安芸高田市高宮町来女木 宮地山神社蔵
◆市指定 旧高田郡高宮町指定
昭和61(1986)年2月7日

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