市長コラム第9回　安芸高田市の共有の施設

　安芸高田市内には、合併前のそれぞれの町で地域振興や地域活性化のために建設され、新市に引き継がれた施設がたくさんあります。こうした施設の管理運営費用は、今後、施設の老朽化などに伴い、市からの支出は増加の傾向にあります。市としては、財政状況・社会状況を踏まえて検討することは勿論のこと、それぞれの町の特性や建設の目的などを考慮し、今後の方向性を見極めていきたいと考えています。

　また、これらの施設運営なども、旧町で建設した施設なので旧町を中心とした利活用となっている傾向と意識もあります。市も合併して６年目を迎え、これらの施設を市民の皆さんの共有施設としてご理解いただき、皆さんで利用して頂くことが必要であると考えています。

　土師ダムなどの景勝地や毛利元就の歴史、神楽・田楽などの郷土芸能、湧永ハンドボール・サンフレッチェ広島のスポーツなど全国に誇れる観光資源も有効に活用し、市の活性化を推進していきたいと思います。