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市長コラム第55回 神楽東京公演の効果

 先般1月19日(土)、東京の日本橋三井ホールにて、ひろしま安芸高田神楽第2回東京公演を実施しました。昨年新宿での公演と同様に大変好評で盛会に実施する事が出来ました。安芸高田神楽の東京公演により、安芸高田市の知名度が全国的に高まりつつあります。不況の影響で全国的に観光客は減少の傾向にありますが、安芸高田市では、第1回東京公演の効果で増加の傾向にあります。第2回東京公演後の今年は更に増加するものと思っております。特に神楽門前湯治村では、東京方面からのお客様が増加しています。

 私は神楽東京公演により四つの効果があると思っています。一つ目は、第1回東京公演以来安芸高田市の知名度が全国的に高まり、既存の毛利元就等の歴史資源やサンフレッチェ広島・湧永レオリックのスポーツと合わせて安芸高田市を訪れる人が多くなっており、今後の観光振興に繋がると思います。宿泊の受け皿でありますが、少年自然の家・神楽門前湯治村・たかみや湯の森の活用は無論でありますが、集会所・民家・寺院を活用した「農家民泊」による受け入れも、考えてみたいと思っております。神楽と既存の資源(毛利元就等の歴史・土師ダム・湧永庭園)、祭りや農作業を含む年間を通じての行事を組合わせる事により、中山間地域らしい観光の充実がはかれるものと思います。土産も特産品の「あきたかたのたから」や三矢ブランド(えびす茶・御膳・蕎麦)・ゆず製品・神楽面等、市として誇れる物が沢山あります。

 二つ目は、神楽がご縁で安芸高田市の出身者やゆかりのある方々が結束したことで、「ふるさと応援の会」の関東における組織化につなげたいと考えています。現在、関東地区の会員は、170名程度でありますが、今後会員数は増加傾向になると思います。「ふるさと応援の会」が窓口となり、安芸高田市の「文化」「特産品」「企業誘致」の発信となる事を期待しております。また、応援の会に入会されると、「広報あきたかた」等の故郷の情報を提供しています。市民の皆様と故郷を離れた人との「絆」を深めて行きたいと思っています。

 三つ目は、この度の東京日本橋での安芸高田市の神楽公演がインターネット「ニコニコ動画」で放映されたことに関しまして、このサイトを視聴された方が全国で28、000人以上おられました。これは、現在整備している「光ネット」を活用しての安芸高田市の特産品販売にも大きく寄与出来るものと思っております。

 四つ目は、神楽を全国的に発信する事により、若者にも魅力ある文化として定着し、若者の定住に大きく貢献出来ると思います。現在のところ、東京から神楽をするために安芸高田市を訪れている人はいませんが、神楽を舞うために地元に就職する若者がたくさんいますし、近隣の市町からは、何人もの若者が神楽に魅了されて安芸高田市内の神楽団に入団しています。

 いずれにしても、安芸高田市の伝統文化を大切にし、保存・継承してゆくことが、安芸高田市の発展に必要不可欠なことであります。「神楽」を特定地域の固有の文化としてではなく、安芸高田市全体の文化として、発展につなげていく事を心がけて行きたいと思っております。


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