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「わら細工を楽しもう」が開催されました

信木・所木地域のみなさんで地域の親睦と活性を目的に「信木・所木地域活性化組合」を結成されていろいろ活動されております。「炭焼き」「薬草栽培」「ぼかしの作り方講習会」主に農業を主体した活動に取り組んでおられます。今回は、《わら細工を楽しもう》が開催されました。
秋の取り入れもすっかり終わった10月9日の日曜日、所木・信木のみなさんは、昔は必需品として、よなべ仕事 雪のふる冬仕事としてどの農家でも必ず作られていた《わらぞうり》に挑戦されました。

まず、もちよった「わら」をたたいて柔らかくします。《わらぞうり》の基本は、縄をなうことで、縄をなうことから始めます。
縄くらい簡単 と思いがちですが、それがどうしてこれほど難しいことはありません。次々と「わら」を継ぎ足していくところが肝心です。初心者がなった縄は、できた後引っ張るとプッツンと切れてしまいます。

ぞうりに適した長さの縄が出来あがると、次は、その縄を自分の両足親指に輪にして引っ掛けます。 長さを決めると「わら」をかませて編んでいきます。テレビで見る事ありますよね。糸で布を織っていく、糸を通しては、バタン、バタン、そうそうあの要領で、「わら」をとおしては手でぎゅ、ぎゅ、と締めていくのです。足底が出来ると今度は、ぞうりの横緒と鼻緒をつけます。さっき両親指に引っ掛けていた縄で鼻緒を作っていくのです。今回は、わらぞうりだけでなく、出来上がったものは、“木おいこ”の背負い帯もできありました。立派なぞうりを見てください。背負い紐もおいこに取り付けて立派に出来上がっています。布だけでつくったぞうりも「たわし」もできあがりました。

どうしてこんなにうまく出来るのだろう? とふしぎですね。上手なぞうり作りが評判となって、広島方面の太鼓グループや神輿のグループから製作の依頼がきているそうです。太鼓用は、黒のあしぞこに白と赤の緒がかけられ、なかなかの粋のよさだったと語られました。
今日の日曜日は、汗ばむほどの暑さです。いつものゲートボール場は、青いシートの上にいろいろなぞうり・なわ・背負い紐・たわし・わらくずもいっぱいです。料理上手な若奥様は、お昼ごはんの用意です。炭も用意され、赤米のおむすび・押し寿司・焼肉で又いっそうの親睦をはかられました。

この地区のみなさんのむつまじさは、こんなところからできあがるんでしょうね。次回の“藁細工を楽しもう”は、お正月のしめ飾りを作る予定だそうです。「一緒に作りたい方、どうぞおいでください。みなさん、一緒に作りませんか」とおっしゃっています。


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