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2004年11月26日 更新

振興会によるまちづくりの推進

風景

『人を大切に 自然を大切に 地域を大切に 地域で楽しく生きる』


1.振興会による地域づくり

(1)上根・向山地域をとりまく現状
 平成16年5月現在、人口は上根地区が1,014人で向山地区が118人となっており、平成6年に比べてそれぞれ92人、36人の減少です。
 八千代町の平均年齢が47.6歳に対して、特に向山地区の本郷集落が71.9歳また平原集落が62.6歳となっており、今後ますます過疎高齢化の進行によって集落を維持していくことさえ困難になることが考えられます。
 高度情報化や交通網の発達等に伴って行動範囲は拡大し、地域における人と人のふれあいが希薄になっています。
 このような地域社会の連帯感の形成に変化が生じているなかで、新しい時代に対応した、より強い連帯感を持った地域社会の創造が求められています。

(2)これからの地域づくり
 自分の住んでいる地域でいきいきと暮らしていくためには、そこに住む人が地域に愛着を感じ誇りを持って、主体的にさまざま地域課題に取り組む必要があります。市町村合併や地方分権という大きな時代の流れの中で、地域振興会活動を考えることも当然必要なことでしょうが、上根・向山振興会では昔から行っていたお互い仲良く地域で助け合う「相互扶助」の精神と住民が楽しく取り組める地域づくり活動を推進していきたいと考えています。

2.活性化の取り組み

(1)話し合いの場づくり
 住民が集まって地域づくりについて話し合う、それが一番大切なことだと思います。
 話し合いによって提案されたさまざまな意見は、ある時点で集約し、具体的な事業へ進めていかなければなりません。その際、(1)住民自らが行う事業 (2)住民と行政が協働して行う事業 (3)行政に行ってもらいたい事業 の3つに分けて考えたいと思います。その中で、「自分たちのできることは、自らの手で」ということで取り組んでいきます。
 

(2)できることからはじめる
 各部会等の協議の中で、いきなり大きな事業を手がけるよりも「小さなこと・すぐできること」から、一歩ずつはじめてみるということでグラウンドゴルフを実施しました。
 また、小地域ネットワークが実施していますそば作りなどの三世代交流事業を振興会が継承していきたいと思います。

清掃

(3)地域資源の利活用
 潜龍峡ふれあいの里を地域の拠点施設として位置付け、地域のみんなで草刈りなどの管理を行っていく体制を整備したいと思います。
 また、上根・向山住民が交流できるイベントの開催及び都市住民を呼ぶことができるイベントを開催したいと考えています。

3.今後の進め方

 上根・向山振興会は、平成14年11月からの地域振興会設立準備委員会での7回の協議の末、平成15年7月27日設立総会を経て立ち上がったばかりですが、役員会や各部会の協議において地域の夢や課題を語るなかで、僅かずつではありますが、振興会活動への期待と認識が深まっている状況です。
 振興会組織に大切なことは、その地域の自主的な活動を、その地域住民の総意で展開していくことです。
 ?地域の課題と方向性をしっかり議論・協議し、?調査・検討を重ね計画を立てる。?計画に基づき具体的に事業が進む。
 このサイクルにより人が動き、地域が変わり、地域が活性化されます。その結果地域が評価されると地域が自信を持って新たなことにチャレンジできます。「やらされる地域づくり」ではなく、「自ら主体的に取り組む」活動を推進します。
 今後も、地域コミュニティの活性化を図り、足腰の強い地域として住みたくなるような地域をめざして、今後の活動を展開します。

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