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今年も恒例の「とんど祭り」

平成18年1月8日(日)、下根振興会主催による「とんど祭り」が、セブンイレブン八千代南店のそばの田んぼで行われた。雪の舞い散る寒いなか、朝8時から下根振興会の会員数十人が、チェンソー、なたを手に、竹の切り出しからとんどの組み立てに、午後1時すぎまで精を出した。女性陣が、心を込めて作った「豚汁」「雑炊」「おむすび」に疲れが吹っ飛んだ。

とんどの火は、今年の年男、年女が点火することになっている。還暦を迎える人等戌年の人が、とんどの前に集合した。東広島市に在住する36歳の会社員が「今まで点火したことがないので、今年は是非点火するんだ」と娘(4歳)を連れて古里に帰ってきた。

午後6時、点火された炎が、新春の夜空に勢いよく舞い上がった。各家庭から持ち寄られた「鏡餅」や、「書き初め」が、とんどの火で焼かれた。会場そばにはテントが張られ、ぜんざい、豚汁が、振興会の女性陣によって振る舞われた。親子連れや、孫を連れたお爺ちゃん、お婆ちゃんたちが「火があついのう」「わあ、竹が燃えた、餅がこげた」と、ほおをあからめながら、わいわい言った。
焼いたお餅をぜんざいに浸して、今年の健康を祈願しながら、舌鼓を打った。4歳になる孫が「足が氷みたいに冷たい。でも火が大きく上がってすごい。ぜんざいもおいしい」と喜んだ。久しぶりに古里に、親、子、孫が、あたたかくふれあう1日であった。
八千代支所
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