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甲立古墳の現地説明会がありました!
広島県安芸地方の前期古墳で最大・最古級(4世紀後半)の前方後円墳である甲立古墳(安芸高田市甲田町)の現地説明会がありました。


確認調査は21年度から行われていますが、今年度調査は、昨年度末確認であった墓壙、主体部(埋葬施設)前方部の裾部の稜線(墳丘の曲がり角)などの確認を目的とするものでした。

広島大学 古瀬教授に解説いただきました。

県内の前期古墳(4世紀までの古墳)では初の検出となる埴輪列。
後円部の外周・縁辺部分に円筒と楕円筒埴輪計26基(円筒17・楕円筒9)が並んでいました!

埴輪列内側後円部南東部分に、長さ6.3m幅2.0m(現状)の長方形の範囲に河原石を集めた石敷遺構を検出しています。

また、この付近からは家形埴輪数基が確認されており、古墳上での祭祀を示すものと考えられます。

発見された家形埴輪や円筒埴輪。

一部当館の甲立古墳速報展にて展示中!!
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