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日下津城跡

向原盆地を見渡す急峻な山上にあります。観応3年(1352)、毛利親衡(ちかひら)が安芸国守護武田氏に攻められた際に「坂城」に籠っています。その後、親衡の次男匡時(まさとき)が坂氏を名乗りこの地に土着しました。また、天文10年(1541)には大内家臣の杉氏が「坂要害」に入城しています。これらがこの日下津城にあたると言われています。城跡には鋭い斜面を持った郭や、堀切、土塁、井戸跡などが残り、戦国時代の山城の姿をよく伝えています。

 

指定年月日:平成元年3月1日  所在地:向原町坂

 

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